こんにちは、雨上です。
えーっと。「歌詞」で検索をかけてこられてる方もいらっしゃるようなので、
ひとり芝居の歌詞を掲載したいと思います。ただし、宣伝用音声に合わせたぶんだけ。
ちゃんと書き方にも気をつかっていらっしゃるのに、どこにも歌詞が載っていないというのは、
かや子さんをおすすめする一ファンとしてはさびしい限りですので。
手元にブックレットがございますが、全文は引用させていただきません。
お気にとまった方は、ぜひともご購入ください。
そして、もし、この引用すらまずいようでしたら、コメント欄でも構いませんのでお知らせください。
うたを字で読めるということまで含めて、買った人の特典、ということなのでしたら。
即座に対応いたしますので、お願いします。
では、まずはこちら。(ニコニコ動画です)
「ひとり芝居」公式告知音源 http://www.nicovideo.jp/watch/sm8444001
この音源に使われている部分までの歌詞の引用はこちら↓
※カッコ内は実際の歌われかた。三点リーダはフェードアウトです。
それから『~幕』という記述含め私が勝手に付けているもの。
ブックレット内の改行は省かせていただきます。
開幕/第一幕*わたしを御食べ
どこかの森の中 色とりどり行燈(ランタン)
ちいさな卓子(テーブル)と やまほどの椅子
いかれた御茶会 夢うつつの美徳
乱痴気騒ぎと いかれた仲間たち
あなたのお好きな御茶は淹れられないけれど
きまぐれに戴いた砂糖菓子は甘美で御座居ました
”Eat me!”
たすけて 此れ以上おおきくなれば
天井に頭をぶつけ わたしの……
第二幕*月飼い
長い長い 夜のした
月飼いの少年は
ひとつ ふたつ 星数え
指に糸 結びつけた
月ひとつ ふたつ みっつ
空に放り 浮かべてる
赤に 青に くるくると
色を変え 大地てらす
枯れた樹々の枝に 橙の灯にじむ
終焉(おしまい)になるまで 咲くことやめず……
第三幕*魔女狩り
彼女は今日も種をまく
~私には何語か知識不足でわからない歌詞:以下『魔女語』~
愛しい人が居りました
あの人も今は墓のした
わたしを置いて墓のした
まみえることもかなわない
人も世界も色を変え
わたしだけが変わらない
愚かで夢見がちな侭
古びた恋慕も捨てられず
迫り来る足音
木炭と錆のにおい
変わらぬ彼女を裁く為
世界が揺れる
花煙る春(魔女語) 草木しげる夏(魔女語)
甘く実る秋(魔女語) 森が眠る冬(魔女語)
世界は急ぎ足 歩めない彼女
人々は叫んだ ”あいつは魔女だ!” (魔女語)……
第四幕*はいかぶり
たいようがネヂを巻いてゐる
拗ぢくれた世の幕があがる
舞台の主役は
わたくし、灰かぶりで御座います
煤け汚れて塵(ごみ)のやうなわたし
オイルかぶり光るふりした
べとつくからだに泥が貼り付く
其れでも美しくなりたかつた
かがやくスパンコヲルの海
とびこみ纏ふ贋の星屑(エトワール)
けれど何故だらう
鏡に映る世界でいちばん醜いわたし
くるり廻る一人で踊る
薄いドレスに硬い靴はゐて
観客席はがらんどうよ
どなた様もお相手が……
第五幕*十三番開放口
橙の月が まあるく浮かぶ
8番目のろうか 階段を3度降り
はしれ はしれ とおくで、鐘は鳴ってる
黄金(きん)とあか色の まあるい苹果(りんご)
こわれかけた 鍵をかばんに
みえた みえた ふるぼけ、うす呆けたもじ
どこかの異国(くに)の いけない数え
天国にいきたいわけじゃない
粉になった さび色のひかり
さらさら こぼれて 床におちる
さぁ、……
終幕/第六幕*曲芸団のゆめ
其処は妄想(ゆめ)の曲芸団(サアカス)
優しい道化(ピエロ)が呉れたの
折り目だらけの切符
泣き笑い顔で 「おいで」 と
暗い天井はびろうど
吊るされた軽銀(アルミ)の星
空中ブランコの役者(キャスト)が
派手な衣装で宙返り
世にも美しい雄叫びをきいた
気高きライオン ひとめで虜に
群青(あお)と橙(オレンジ)の舞台(ステージ)のうえで
たからかに哮る わたしの英雄(ヒーロー)
あなたが此方をふり向いた時に
夢のなかに居るのだと思った……
みなさまもぜひとも、ぜひとも「ひとり芝居」、ご鑑賞あれ。
追記:『魔女狩り』の日本語でない言語は、かや子さんの造語だそうです。
更に追記:コメント欄でもご指摘いただいておりますが、確かに、
改めて聴きなおしますとはいかぶりの『星屑』はエトワールと歌ってらっしゃいました。
ここにお詫びして訂正いたします。
また、コメントにて指摘くださったセナ様、ありがとうございました。
[3回]